2016年9月22日木曜日

雨の日ライドの先はハエ男とアダルトビデオ!!

雨の中、多摩川サイクリングロードを走ってきました。



目的地は青梅にある「国立奥多摩美術館」(国立と書いてありますが国営ではありません)

毎回胡散臭い展覧会で度肝を抜かしてくれる美術館です。

今回は映画館というコンセプトらしく、この日は映画監督の平野勝之さんがゲストで来るのだとか!!

平野勝之さんと言えば自転車好きで有名で、個人的には映画監督というよりも自転車記事のライターという印象の方が強いです。

ちなみに以前このブログで、たまたま平野勝之さんの記事を紹介していました。

まずは多摩川サイクリングロードを走ります。



雨は降ったり止んだり。

久しぶりに雨の中を自転車で走りましたが、これが思った以上に気持ちがいい!!

なぜか?

いつもは散歩に、マラソンに、自転車の人ももちろん!!多くの人が行き交いしていて混雑しているサイクリングロードですが、雨の日という事でマラソンをしている人は多くいましたが、それ以外の人達はあまり見かけませんでした!

なので多摩川サイクリングロードがすいすいすている!!

そして風もあまり無くて暑くない!!

雨の日もなかなかいいですね!ペダルだ進む進む。快適です!!



ただ、レインウェアを着るとまだ少し蒸れるので、どのタイミングでウェア脱着するか難しいですね。

このまま多摩サイクリングロードを突っ走れば青梅に着きますが、ちょっと寄り道。

梅ノ木峠を通って青梅に向かいます。

まずは武蔵五日市駅へ



相変わらず雨は降ったり止んだり。

休日という事もあって、こんな天候でも自転車で走っている人を多く見かけました。たぶん風張峠に行く人達ですかね。

風張峠の反対方向が梅ノ木峠です。

すこしづつ登っていき、つるつる温泉を過ぎると本格的な峠道が始まります。

固定ギアでじわじわ。

気がつくとカミさんのロードバイクが先行して見えなくなってしまいました。

ゆっくり、亀をイメージして、ゆっくり、ゆっくり、と登るも、、、急坂が続き、いつの間にか息が上がってしまいます。

ナヌヌヌ!アーーー と、気がつくとペダルが回らなくなり、地に足が着いてしまいました!無念。ここからしばらく押し歩き。

この峠、以外とキツイですね。坂が緩くなってから再び乗車。だけど一回力尽きると緩い坂でも結構キツイ。

舐めていたな梅ノ木峠!!と思った所でようやく峠に到着!!

カミさんが先に到着していました。話を聞くとカミさんも足を着いたとの事。でも自転車を押さずに登ったのだとか!!頑張りましたね。



天気が良いと遠くまで見渡せますが、今回は当然雲の中。真っ白で何も見えません。

ここでランチタイム。ジェットボイルを使って即席ラーメンを食べました。



何ですかね、この感動するような美味しさ!!汗と雨でぐしょぐしょに冷えきった体にラーメンの暖かさが染み渡ります。

食後のコーヒーも飲んで大満足!!やっぱりいいですね!

ここから峠を下れば青梅ですが、まさかの青梅側は通行止め!!

来た道を戻り、ぐるりと回って青梅側へ。




軍畑駅に近づくともう目的地の国立奥多摩美術館に到着!!



自転車で来たのであまりゆっくりできませんでしたが、平野勝之さんのトークショーに参加。

映画の話から一転アダルトビデオの話へ、、覗き屋の話はとてもスリリングで面白かったです。

「監督の今後やってみたい事は?」という質問に、、、え、、別に何も、、、自転車旅行ですかね、、、という解答に共感を覚えました。どこに行くプランを考えているんですかね??とても気になりました。改めて映画も見てみたいなと思いました。

そして、、



このマスクは!!まさか「ハエ男の恐怖」では!!



さらに!!



これは!!リトル・ショップ・オブ・ホラーズ では!!



「ハエ男の恐怖」はクローネンバーグ監督がリメイクした「THE FLY」しか見ていないし、リトル・ショップ・オブ・ホラーズは見てもいませんが、興奮するものがありましたね!

和田昌宏さんの作品も改めてちゃんと見てみたいなと思いました。

という訳で、いろいろ盛りだくさんだった青梅の旅も無事終了!!


2016年9月13日火曜日

何を描いてるの? その12

実に一ヶ月ぶりですね、、、絵を描きました。



キラー書類!!

人食い書類が襲ってきて、人間共が次々に餌食になっていく地獄絵図!!恐ろしい!!

続いて、、



モンスターと一緒に楽しくお酒を飲むという絵です。

ちょっと泥酔状態ではりますが、この2人はどんな会話をするんですかね??

そんなことを想像しながら日々の生活を送っています。

最後に、、



これは、最近バロウズの小説「裸のランチ」を読んだり、クローネンバーグ監督の映画「イグジステンズ」などを見て、お互いに共通する「悪夢感」がすごくいいなと思って描きましが、僕が描くとあんまり悪夢感がないですね。

今クローネンバーグとバロウズがマイブームみたいになっていて、この前「生肉の盛り合わせ」を見ただけで「生肉が突然動き出してえげつない事をしゃべりまくったり、また生肉を組み立てて拳銃になるのでは??」なんてバカな想像をして、ひとりでニヤニヤしてました。

これこそ僕らの生きる道、良い夢を、、、。



2016年9月9日金曜日

厄介者の固定ギアで何処まで行けるのか!!

この前気分転換も兼ねて、久しぶりに自転車で和田峠まで行ってきました。

でも和田峠はこのブログで何回も紹介しているド定番な場所なので、今回は固定ギアに乗って感じた事も含めてお伝えしようと思います。

題して「厄介者の固定ギアで何処まで行けるのか!!」



ここで改めて固定ギアって何?となるのですが、「後輪がペダルと直結する自転車」です。ペダルを後ろに回すと後輪も後ろに回り、普通の自転車のように空転しない自転車です。

それでもって変速機が付いていません(でも内装変速機つき固定ギアハブが世の中あるみたいです)

かなり語弊がありますが、スポーティーなママチャリというとイメージしやすいのかなと思います。



そんな自転車で私は峠を越えます。



今回は醍醐林道を通って和田峠を目指します。

変速機が無いので当然ですが、坂が急になればなるほど辛くなり、ある一定の勾配を越えると登れなくなります。

特に勾配のキツイ和田峠は、私にとっては難攻不落の要塞のようで、今回もある程度行くともうペアダルを踏むことができず、自転車を押して歩きながら登りました。



ここで、峠にはどのギア比(ペダルのギアと後輪のギアの組み合わせ)が適正なのかという疑問が発生します!!

よく街で見かけるピストバイクはギア比が3.0前後、ママチャリが2.36前後です。ちなみに私の自転車は2.59です。

もちろん軽ければ軽いほいほど登り坂には有利ですが、軽いギア比にしてしまうと、降り坂でペダルがとんでもなく回転してしまうので足がついていかず、制御するのが困難になります。

なので安全に峠を越えるには、、登りは自転車を押せば登れるので、降り用に重いギア比に設定しておくのが良いみたいです。

という訳で、、、登れない坂は堂々と押そう!!



ちなみに登れない坂を無理に登ると、、、大抵はバランスを失ってコケるか、腰がめちゃめちゃ痛くなります。いい事は何もありません。

でもこのギア比をいくつに設定するか?は実は一筋縄ではいかない話で、そもそも峠のどの部分を楽しむか?によっても変わってきます。

ヒルクライムを楽しみたい場合は軽いギア比に設定し、ダウンヒルを楽しみた人は重いギア比に設定した方が楽しめます。

勝手なイメージですが、日本人はヒルクライムが好きで、アメリカ人はダウンヒルが好きなように思います。(本当に勝手なイメージですごめんなさい)



という訳で、、和田峠を超えて、また戻ってきました。

今度は多摩川サイクリングロードを走ります。

固定ギアで平地を走る時はどうか?

平地だと重くても楽に走れますが、あまり重くすると膝にも負担がかかるし、漕ぎ出しも重くなります。逆に軽くしすぎると足だけ回転してしまい、スピードは上がりません。(スピードが速い方が短時間で目的地につけるので運動する時間を減らす事で、体の負担を減らす事にもなります)

でも個人的には軽めにした方が楽に走れて気持ちいいし、降りが無いなら軽くても安全に走る事ができます。だから乗る人の性格とか気分とか、どのくらいの距離を走るかでやっぱりギア比は変わってしまいます。なので一筋縄ではいかないのです。

結論からすると、ギア比はそのひとの好みで!!という無味乾燥な回答になってしまいます。

ちなみに私の自転車のギア比(2.59)は、重くもなく軽くもなく、どこでもある程いけますが、得意な場所は無いように思います。

なんかギア比の話ばかりになりになってしまいましたが、固定ギアはギア比が重いにしろ軽いにしろ、ギアが一枚なので、どこかで不得意な場所が出てきてしまいます。なのでロードバイクのように万遍なく速く走る事はなかなかできません。でも逆に速く走ることさえ考えなければ、意外とどこでも行ける楽しい自転車!!という事になりますかね。

という訳で、多摩川サイクリングロードと和田峠に行ってきました。良い気分転換になった所で今回の旅も無事終了。

固定ギアは良くも悪くも自転車次第の厄介なところがあり、それに沿うような感覚で走らせると楽しいです。