自転車の本読みました。
●(著)ヤン・ハイネ (訳)北澤 肯・高部 智弘・星 寛 / オールロードバイク・レボリューション
青と白を基調とした装丁もいいですね!!
この本は自転車についてアレコレ検証してみるという、自転車にハマってしまった人にはたまらない内容となっています。そして自転車にハマった人が、次にどんな自転車を選べばいいか?その時に参考になる本だと思いました。
とても感心したのが「フレームのしなり」という章。実はロードレース選手もそれほど剛性の高くないフレームを好むとの事!!しかし問題はフレームのどの部分をしならせるかが重要で、その答えは、用途や体格、脚力、乗り方、などなど、人によってバラバラ。なので自分に合ったフレームを探すには沢山のフレームに乗ってみるしかないという、身も蓋もないがマトモに思える回答。
それから「現代の規格vs古典規格」という章は、ざっくり書くと古い規格はスチールフレームに最適で、現代の規格はカーボンフレームに最適になるように作り出されているとの事。なので古い規格が必ずしも劣っている訳ではないらしい。
あと、衝撃的だったのが、フェンダーは若干空気抵抗を減らす効果があるということ。レース用のオートバイにフェンダーがついているのはそのためらしい。
こんな感じで、自転車好きにしてみれば楽しいウンチクがアレコレ書かれている本です。
最近自転車に乗って思うんですよね、、、、自転車は結局その人の好みだよな、、って事を。
だいぶ前に紹介した自転車本(著)山本修二「スポーツ自転車でまた走ろう」にも書いてある「本来、自転車はなんでもいい」という事。(この本とても好きで、今でもニコニコしながら読み返してます)自転車はなんでもいいからこそ、自分の感性で自転車に乗り、自分の感性を生かして楽しいサイクリングをする。これが自転車の醍醐味なのかと思います。