2017年11月23日木曜日

何を描いてるの? その26

最近描いた絵をチェック・ワン・ツー


●核爆弾も机の下に潜れば大丈夫



アイアン・ジャイアントというアニメがあって、それは冷戦時代のアメリカが舞台で、小学生が「核爆弾が落ちてきたらまず机の下に潜りましょう」という映像を授業中に見ているのですが、皆んな退屈していて全く見ていないんですよね。でも誰がどう考えったて核爆弾が落ちてきたら机の下に潜ったって助かるハズないので、退屈して当然なのです。そこには冷戦時代の妙なノスタルジック感と皮肉が重なっていて、いいシーンだなと思っていたのですが、最近北朝鮮の弾道ミサイルが話題になっていて、どこかの政党から「弾道ミサイルがやってきたら!!」みたいなチラシがポスティングさていて、そこには本気で「机の下に潜りましょう」みたいな事が書かれていて愕然としてしまいました。


●バラのつぼみ



この前「市民ケーン」という映画を見ました。この映画、なかなか一筋縄ではいかない作品で、初めて見た時は正直あまり意味がよくわからなかったのですが、まぁ簡単に言ってしまうと、いくら金持ちになって、アメリカン・ドリームを手にしたとしても幸福とは限らない!みたいな内容のようです。

しかし、これ、映像がとにかくカッコよくて、とても印象に残るんですよね。当時の革新的な撮影法をいくつも導入した意欲作だったらしいのですが、その時のメディア王だったウィリアム・ランドルフ・ハーストがこの作品を嫌い、妨害工作をしてアカデミー賞に沢山ノミネートされていたのにもかかわらずことごとく票を失ってしまったそうです。

なのでアカデミー賞が本当に素晴らしい作品を正当に評価している訳ではないという意味で、アカデミー賞の汚点的作品にもなっているそうです。

そして個人的には訳分かんない彫刻が山ほどあるとてつもなく広い部屋に、ぽつんと残されている人間。いくら金持ちでも孤独なら嫌だなと思いました。


●お手軽な「理解」や「共感」は思考停止に結びつく



映画秘宝に掲載さていたポールバーホベン監督のインタビューに「お手軽な「理解」や「共感」は思考停止に結びつく」と書いてあって、それがとても印象的でした。何をかくそう、このブログで私の作品の背景をいちいち書いているのは、「理解」や「共感」をしてほしいという願いがあるからです!!

もう釘を刺されたような気分でした、、、。

なので、たまには良く分かんない作品も描いてみたいと思いました。

でもたまに無性にこいう絵を描きたくなるんですよね、、、。


●皆んな裏では色々な事を思っている



この前に誘われた飲み会が愚痴吐き大会みたいになって、皆んな裏では色々な事を思っているんだなと思いました。

自分はけっこう鈍感だし、いつも自転車とかアートとか映画とか音楽のような「楽しい」と思える事しか考えていないので、あんまり愚痴とか無いんですよね、、、そいう所が変わり者と言わる由縁なのかなと思いました。


これこそ僕らの生きる道、良い夢を、、、。





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