以前に伝説的なノイズ・バンド、スロッビング・グリッスルの5枚のアルバムがセットになったお得なボックスを買いました。
●Throbbing Gristlec / Box One
タイトルにもありますが、このボックス、よくよく見ると「 Box One」なんです。
という事は「Two」とか「Three」とかあるのかなと、、、漠然と思っていました。
そしてこの前中古のCDショップでぼんやりと見ていたら、、「Box Two」を発見!!
●Throbbing Gristle / Box Two
しかも帯があって、このボックスは全2巻!!
という事はボックスを揃えた事になるので、なんだか嬉しくなってしまいました。
ちなみにこのボックスでは77年のデビューから81年の活動停止までの全アルバムを収めていて、日本特別企画の物です。
以前メンバーであるコージー・ファニ・トゥッティの自伝「アート セックス ミュージック」を紹介しましたが、とりあえずアンダーグランドな匂いのプンプンするバンドで「スロッビング・グリッスル」という名前事態が日本語で訳すと「脈打つ男根」で、このバンドの前身のパフォーマンス集団「クーム・トランスミッション」の時から非常にスキャンダラスな活動を行っていました。
そいう意味で色々な伝説があるのですが、改めてこのボックスを聞いてみると、まぁけっこう混沌としていて、コンセプチャルなアルバムもあれば、ライブ音源はとても熱気あったりと、あまり定まらない感じが聞いていて非常に(いい意味で)不安感があるなと、、。
そしてアーンダグラウンド感!これがやっぱりドキドキしてしまいます!!
ポップソングにはない、ザラザラとした歪な質感。
またテクノともストイックなノイズともいえない虚な感じ。
ポップソングが生産物なら、スロッビング・グリッスルは廃棄物!!
でも生産物があって廃棄物がある、この混沌とした世界を音楽的に表現できたのが、やっぱりこのスロッビング・グリッスルの魅力なのかなと、このボックスを聞いて思いました。
あとメンバーのジェネシス・P・オリッジ は今年(2020年)の3月にお亡くなりになりました。70歳だそうです。
トゥッティの自伝を読むとかなり厄介者な感じですが、良くも悪くも強烈な個性の持ち主なのかなと思いました。
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