最近「シティ・ポップ」という音楽ジャンルが流行しています。
明確な定義は曖昧ですが、主に70年代、80年代の演奏に凝ったポップソングを出発点にリゾート的なムードのある音楽全般に指す名称です。
そして私も別にシティ・ポップを意識した訳ではありませんが、山下達郎を皮切りに、なんとなくそいう方向性の音楽にハマりつつあります。
まずはこのブログでも度々紹介している山下達郎のポッピンタイム買いました。
●山下達郎 / It's a Poppin' Time
この写真の若かりし頃の笑顔がなんかぎこちない感じもしますが、、山下達郎はやっぱり曲がオシャレだなと思いました。
村上 “ポンタ” 秀一さん(実は亡くなって初めて知りました、、)のドラムも際立っていて、他のアルバムと比べるとシンプルな印象なんだけど、シンプルでもしっかりと気持ちいい音を作ってくれる所に力量を感じました。そして、それ以上にムードがってオシャレでカッコイイ!!これは名盤だなと思いました。
そして、山下達郎を聞いて、大滝詠一は避けて通れないなと、、。
●大滝詠一 / A LONG VACATION
このアルバムのデザインがシティ・ポップの印象を決定付けているくらいインパクトの強いアルバムですが、、、、
いやいや、とても変態的というかマニアックな曲づくりですよコレは!!
爽やかなイラストからは想像もつかないくらいコテコテに盛った変態的な音のパレード!!といった印象を受けました。
この音の曼荼羅みたいな世界観にどんどんハマっていくというか、癖のある個性的なアーティストですね!!
そして偶然見つけたけど、コレめちゃくちゃカッコイイじゃんと思ったアルバム。
●今井 裕 / A COOL EVENING
今井 裕はサディスティック・ミカ・バンドに在籍して、編曲家、サウンドクリエイター、音楽プロデューサーなどを行なっていて、ソロのアルバムはコレ1枚しか無いみたいです。
なんか曲が面白いというか、少しヘンテコというかマニアックな感じもするんですが、しっかりポップソングになっていて、爽やかでオシャレでカッコイイ。
ロック?ボサノバ?アンビエント?のようでありながら、でもジャンルに囚われない自由で開放感があって、名盤だと思います。
今なぜ70年代80年代の日本のポップソングが気分にマッチするのかなと、、考えるのですが、音楽として聞き応えもあるし、何となくしか知らなかったけど、ちゃんと聞いてみたらカッコイイじゃん!みたいな再発見感があるかなと、、。
それと、この軽さというか、リラックス感がいいですよね!!
自分は東京に住んでいるんですが、、大都市に住んでいたって、リラックスした生活がしたいよね、、、みたいな。
大都会の真ん中じゃなくて、郊外の住宅街でのんびり過ごしたい、、みたいな。
そいう意味で「シティ・ポップ」という響きが妙に気分に会うのかなと、、思ったりしました。