2021年4月12日月曜日

ちょっと狂気を感じる、、「ナース・ウィズ・ウーンド評伝 」

 こんな本を見つけました。


●平山悠 (著)/ ナース・ウィズ・ウーンド評伝














このブログでもチラチラ紹介しているnurse with woundですが、中心人物のスティーヴン・ステイプルトンを中心に、その生い立ちを追った書籍。

正直、こんな本が出版される事自体がアンビリーバボ!!

知る人ぞ知るnurse with woundですが、世間一般からすれば「誰それ?」な存在。

そんな存在について細かく追った本を作っても売れるハズがない!!

赤字覚悟かどうかは知りませんが、ちょっと狂気を感じました。


もちろん個人的には最高に楽しめる内容でした。

特にnurse with woundを中心に色々なバンドの音源が紹介されていて、例えばクラウトロックと呼ばれている70年代のドイツのロック(グル・グルとか、アモン・デュールとか)を改めて掘り起こして行きたいなと思いました。


また、nurse with woundのアルバムの変成をたどれるのも貴重です。

nurse with woundはノイズにロックにドローンにモンド・ミュージックに、、、さまざまな方向性のアルバムを膨大に制作しており、それとは別にプライベートで出版されているものや限定品などのマニアックな物も沢山あります。

自分も微力ではありますが、可能な範囲でアルバムを手に入れています。

子供がいる手前、ストレンジな音楽をゆっくり聴く時間もなく(だって子供は「キラキラ光る、お空の星を、、」を得意げに歌ってるんですよ、、、)なかなかこのブログでも紹介しきれていませんが、本書片手に、改めて色々聴いてみて、新たな魅力を発見して行きたいな思いました。


こういうミュージシャンとかアーティストの本は決まって、その人の生い立ちが書かれているのですが、やっぱりこいう本がある事自体、作品とそのアーティストの人生観って、切っても切れない関係というか、、、やっぱり芸術とか作品って人間を語っている物だなと、、そして人間は人間に興味があるんだなと、、つくづく思いました。


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