「戦争プロパガンダ10の法則」という本を読みました。
●(著)アンヌ・モレリ (訳)永田 千奈 / 戦争プロパガンダ10の法則
「オレオレ詐欺」じゃないけど「戦争しないしない詐欺」に御用心といった内容で、どういった言葉使いで政府や権力者は国家を戦争に導いていくかを明確に分かりやすく伝えてくれる本でした。
その分かりやすさは目次を見ただけで一発で分かるくらい明確です。
目次
第1章「われわれは戦争をしたくはない」
第2章「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
第3章「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
第4章「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」
第5章「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
第6章「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
第7章「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
第8章「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
第9章「われわれの大義は神聖なものである」
第10章「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」
この本を読んで思った事は、いかに人間は脆くて騙されやすい存在なんだなと、、。
オレオレ詐欺だって騙されるし、インターネットの色々なウィルスだって騙される。
テレビの映像はそのまま信じてしまうし、インターネットの動画だってそのまま信じてしまう。
残念ながら現在進行中のロシアとウクライナの戦争だって本著の第3章のように「プーチンは悪魔のような人間だ!」みたいな記事は見かけるし「ウクライナ市民の遺体が路上に、、」という記事も第5章に当てはまる。
もちろんその記事は本当かもしれない、、でもとりあえず疑ってみる事。
そして今回の戦争でヒリヒリと感じるのは、どっちの国にしたって犠牲になるのは国民だし、何でこんな痛ましい事が1ヶ月以上も続くのか疑問だし、そもそもこんな戦争をする必要があるのか??そして国家って何のためにあるのか??疑いざるおえない。
この地球上にはまだまだ痛ましいことがたくさんあるんだなと、、この本を読んで、また、最近のニュースを見て、改めて思いました。
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