映画監督のジャン=リュック・ゴダール、、亡くなってしまいました。けっこう衝撃!!
ゴダールは学生の頃見ていました。
当時はレンタルビデオで借りたりして見ていましたが、ゴダールはちょっとマニアックでなかなか置いて無くて、見るのに苦労した覚えがあります。
映像の色づかいとか構図とかが平面的で、絵画のような画面作りはとても衝撃的だったし、当時とても影響を受けましたが、、今となっては、何を見たかも、どんな内容だったかも、ほぼ忘れてしまいました。
そんな昔の思い出の1ページくらいになってしまったゴダールの映画ですが、1枚だけDVDで持っている作品があります。
それはゴダールの初長編映画「勝手にしやがれ」です。
これ、なんか時々見たくなる映画なんですよね。
ストーリーはもちろんありますが、個人的にこれは「気分映画」だと思って見ています。
ストーリーがどうのこうの言うよりも、身勝手に振る舞う主人公の、地に足のつかないふらふらした軽い感じ、この気分を味わいたくて見たりします。
またジーン・セバーグが演じているパトリシア・フランキーニがね、、キュートなんだけど、カッコいい女性で、確実に映画を盛り上げてくれます。
主人公に寄り添うような素振りを見せるんだけど、実は全く寄り添っていなくて、最後に決め台詞を言って終わるのがね、、かっこいいです。
この映画を見てるとね、不思議と開放さるような気分になるんです。
毎日決まった時間に起きて仕事して、生活に支障をきたさないように動く。
そんな生活を最適化している事に対して「もっとバカでいいんじゃないの!!」と言ってくれるような映画です。
人間もっと身勝手になる事だってできるよ!!
そんなメッセージがあるのかなと、、思ったりしました。
「海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ、」
この台詞がね、、たまらなくかっこいい!!
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