最近ずっと風邪気味で、、、で、風邪になると、なぜかDVDを買ってしまいます。
そして今回買ったのが「しわ」というスペインのアニメーションです。
まず絵の雰囲気がもう大好き。そして、アニメのテーマが高齢者の認知症という事で、必然的に重い内容の作品となってしまうのですが、いちばん始めの「自分は銀行員だと思ったら、実はとっくのむかしに退職していて食事の時間だった」というシーン!!この現実なのか幻想なのか、そのボーダーがだんだん曖昧になっていくトリップ感!!もうこのシーンを見ただけで惚れました。
他にも居ない宇宙人と戦う高齢者、延々に電車の旅を満喫する高齢者など、老いに他する不安な現実と、老いによる現実を超えた自分のファンタジーとが交差していくところが、なんとも人間らしくて最高!!
個人的には認知症の進んだ旦那さんに奥さんが「インチキ」と囁くと、なぜかにっこり笑うストーリー、ここ、もう泣きそうになりました。
いっけん重くて暗い感じのするアニメですが、私はむしろ楽しい映画だと思いました。
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