2018年7月7日土曜日

ディスク・メディアも一期一会 その45

パブリック・イメージ・リミテッドのライブに行ってきました。



パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)は、セックス・ピストルズのボーカル、ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)がピストルズの後に結成したバンド。エッジの効いたピストルズとは打って変わってPiLはドライです。

パンク(ピストルズ)のパブリックなイメージで聞いたら「ザマァみろ!」という皮肉でパブリック・イメージ・リミテッドってバンド名になったのか??定かではありませんが、そのくらいピストルズとは違う方向性の音楽です。

個人的には激しい感じのパンクより、こういうドライな感じのパンクの方がハマって、特にハマったのがジョイ・ディヴィジョンで、その延長でパブリック・イメージ・リミテッドも聞いていました。その時聞いていたのは「メタル・ボックス」!!

●PiL / Metal Box(Second Edition)



反復するドラムとうねるようなギターは、とてもドライでクールですが何度聞いてもカッコイイです。

3曲目の白鳥の湖はバレエの美しさが微塵もありません。これはライブでもやってくれました!!

https://youtu.be/6GwrRGxYmY8

個人的に好きな曲はPoptones!!このウネウネ感は何度聞いても気持ちイイです。

https://youtu.be/IQtO6R4qkg0

不覚にも今まで「メタル・ボックス」しか聞いた事なかったので、急遽他のアルバムを購入!!

●PiL / Album



このタイトルがイイですね!!「アルバム」って、まんまじゃないか!!
ちなみに私が持っているディスクガイドには「コンパクトディスク」という名前で掲載されていました。時期によってタイトルが微妙に違うみたいです。

●PiL / Happy?



この「アルバム」と「ハッピー?」の2枚はロック寄りといえばイイのか?かなり聴きやすいアルバムで、今回買った中で一番聞いていたのはこの2枚です。

シアトルという曲はとてもポップで印象に残ります。

https://youtu.be/nloOmPjPjB0

通勤とかジメジメした雨の日とかにテンション上げるには2枚ともいいアルバムです。


●PiL / Public Image (First Issue)



ファーストアルバムです。週刊誌風のデザインでパブリック・イメージというのは示唆的ですね。PiLはどのアルバムもタイトルやデザインにどことなく皮肉やユーモアを感じます。

ピストルズのような曲を期待してコレを聞いた人達はさぞかしガッカリしたんじゃないかと思いますが、今聞いてみると、なんかバランスの良い感じがします。「ハッピー?」とか「アルバム」のようなロックっぽくもあるし、「メタル・ボックス」のようなウネウネした感じもあって、PiLの方向を予言しているような雰囲気があります。


●PiL / The Flowers Of Romance



「フラワーズ・オブ・ロマンス」は、ドラムがとにかく印象的で、ちょっと呪術的な雰囲気もあり、かなり変わったアルバムで面白いです。

https://youtu.be/OLMlHe2CslY

ファンの中でも「メタルボックス」「フラワーズ・オブ・ロマンス」が好きな人と、「アルバム」「ハッピー?」が好きな人でかなり意見が分かれるみたいです。

個人的にはどのアルバムも面白くて好きですが、「アルバム」「ハッピー?」の方がよく聞いています。


●PiL / This Is PiL




●PiL / What The World Needs Now...



そして比較的最近のアルバム!!これがまた想像以上にパンチが効いていてカッコイイ!!

トイレが壊れた!!から始まる「ダブル・トラブル」イイですね!!

https://youtu.be/99BQNRU8BMI

若い頃に比べて、かなりいい感じの体型になってますね!!そいうところもイイ!!

時期によって違う方向性の音楽を作ってくれるバンドは面白いですね。
失敗作があったとしても、いろいろな方向性の音楽を作ってくれるバンドの方が個人的には好きです。


アルバムの紹介だけで終わってしまいましたが、ライブで思った事は、うねるようなギターと反復するドラムに、ほぼ叫んでいるようにしか思えないボーカルは、聞けば聞くほど癖になっていく感じがします。

そしてジョン・ライドンはお茶目なオッさんという印象がありました。

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