最近、子供のお守りをしながらサイコホラー映画にハマっています!!!
きっかけになったのはブライアン・デ・パルマ監督の「殺しのドレス」と「ボディ・ダブル」です。
2つともミステリーとエロチックとバイオレンスがたっぷり味わえる大人向けの作品なので、子供のお守りをしながら見るような映画ではないのですが、、、最後まで緊張感を持ってドキドキしながら楽しめる素晴らしい作品でした。
内容は割愛しますが、非常に見所が多いというか、1つ1つのシーンがとても印象に残ります。
どちらも人を追いかけるシーンがありますが、それがすごくドキドキするんです。特に「殺しのドレス」の美術館のシーンは、少しづつモラルが剥ぎ取られていくようなドキドキ感!!そして最後にタクシーの中でアララ、、!いやでもコレほんと緊張感がとても伝わってきて、非常によくできた映画だなと思いました。
「ボディ・ダブル」はお隣の奥さんを覗き見みした挙句、尾行までして、さらにゴミ箱から奥さんのパンティを拾ってしまうという!!衝撃的なシーンに度肝を抜かれました。人間の欲望をコレでもか!!ってくらい刺激してくれるのがたまらないです。
あと、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの『リラックス』という曲と共に流れる劇中劇がありますが、コレがまたとってもカッコよくて惚れ惚れしてしまいました。
・Relax (from Body Double)
https://youtu.be/x_MFCbbTAJA
そして電動ドリルやらカミソリやらで滅多刺しにされるのですが、最後には「そいう事か!!!」と腑に落ちるオチもいいです!!
続いて見たのがメアリー・ハロン監督の「アメリカン・サイコ」
この作品は「殺しのドレス」と「ボディ・ダブル」とはうって変わり、エンターテインメントというよりはアートに近い印象があり、万人に受けるような作品とは言い難いですが、よくよく考えると非常に不気味というか、そいうホラーなのかと気づかされます。
主人公は金持ちで、清潔感があって、イケメンで、社会のエリートという、一見人から羨ましがられるような人物なんですが、実はサイコパスで殺人鬼だった!!というのが話の筋なんですが、最後になるとその筋がいきなりズレ始めるんです。
自分達にとって見たく無いもの、都合の悪いものに、いかに目を逸らすかという周りの無関心さ。さらに自分以外の人間はわりかしどうでもいいという感覚。コレを際どく描いたような作品で、見た後なんか居心地が悪くなります。
・映画「アメリカン・サイコ」日本版劇場予告
https://youtu.be/tweozK9EW6E
そして今の所最後に見たのが、ポール・バーホーベン監督の「氷の微笑」
コレは足を組み直すシーンがとても有名ですが、殺人容疑者の女性に警察官の男性が徹底的に振り回されるという容赦のない映画。
女性がエロスと恐怖で仕掛けてきたら、男はまな板の鯉ですね。アイスピックで裁かれるのを待つだけす。
ポール・バーホーベン監督の作品は女性の描き方が非常に鋭いです。「エル(ELLE)」にしても「ブラック・ブック」にしても「ショーガール」にしても、男性の「愛」なんていう幻覚のようなものは全く信じていなくて、いかに自分の武器を使ってサバイブしてくか!!生きてく為には股だって開きます!!という力強さに男性の方がうろたえてしまう始末。でもこのくらい覚悟がないと生きていけないんだなと思いました。
他にもヒッチコック監督の「サイコ」を改めて見たいなと思いますが、ホラーとエロ!!やっぱりこの2つが人間の頭を埋め尽くしているんだなと、、、つくづく思いました。
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