2020年5月11日月曜日

アート・オブ・デザイン

最近Netflixで「アート・オブ・デザイン」というドキメンタリー番組を見ています。



スニーカーとか自動車とかをデザインするデザイナーに焦点を当てて、どんな事を考えてデザインしているのかを明らかにしていく内容で、デザインを学ぶ学生の教材みたいな番組ですが、面白く見ています。

あと、クライアント側であるビジネスマンやセールスマンなんかにも是非見て欲しいなと思ったりします。

個人的には自動車のデザインもスニーカーのデザインもそんなに興味ないですが、だからこそデザイナーがどんな事を考えてデザインしているのか興味深いです。


しかし、その番組を見て、ふと思ったんです。

「自分ってどんなデザインが好きなんだろう」

「自分がカッコイイと思うデザインって何だろう」と。

改めて振り返って自分はどんなデザインが好きなのか、解き明かしてみようと思いました。ただし、イラストや絵画などは好きなものが沢山あるので、それは除外して考えていきたいと思います。


まず1つ目は、アップル・コンピューターのマッキントッシュです。



誰でも簡単に扱うことのできるパソコンという事でデザインされ、今では当たり前になっているマウスやグラフィック・ユーザー・インターフェイスなどを初めて搭載した市販のパソコンです。

それまでは文字を入力して動かしていたパソコンを、マウスとグラフィックを駆使して、視覚的に直感で動かせるようにしたという考え方は「デザインするってこいう事なのか!!」と感動した記憶があります。


2つ目はメッセンジャーバック!!



自転車便のメッセンジャーと呼ばれる人達が使っている、肩掛けのバックです。

生地が2重になっていて、表面は強度の強い生地、裏面は防水の生地になっていて、とても丈夫で雨にも強く、また荷物の出し入れがしやすく、素早く肩がけ紐の長さを調整できるのが特徴です。

メッセンジャーという過酷な業務の中で考え抜かれたデザインは、シンプルさと機能を両立した無駄のないデザインだなと思います。

メッセンジャーバックとくれば、3つ目には自転車!!特にホリゾンタル・フレームのデザインは、永遠の輝きのような美しさと合理性がありますが、そうなると話が別の方向へ行くので今回は取り止め。


改めて3つ目は、、アメリカの有名なプロダクト・デザイナー、レイ&チャールズ・イームズかな、、、。



実は私、イームズの机を持っているんです。



こんな感じの、なんの変哲も無い、喫茶店にありそうな普通のテーブルです。

しかし!!この普通のデザインを始めてデザインしたのがイームズです。

また、駅でよく見かけるベンチ



このベンチ自体は別のデザイナーがデザインしたものですが、その元となるイスをデザインしたのもイームズです。



この曲線がやっぱり美しいです。

普段よく見るデザインが、元をたどるとイームズだった!というのが結構あります。

イームズは超有名なデザイナーなので、自分が語るのも何だか野暮ったいのでこの辺で終わりにします。


そして最後に、私のあえて好きなスニーカーは、ニューバランスです。



とは言え、安価なニューバランスしか履いた事がないのですが、思い起こせば95年、ナイキのエアーマックスが流行した年、未来的なデザインのナイキは確かにカッコよく、私も憧れてナイキを買いました。

しかし、、その後、流行に対するアンチと、抜群のはき心地とフィット感の、今まで履いていたニューバランスに妙な愛着が生まれてしまい、それ以降「俺はニューバランスが好きだ!!」と自覚し、一時期ニューバランスしか履いていませんでした。

今はそんな事はないのですが、靴を選ぶ時、必ずニューバランスを候補に入れます。


こうやって色々振り返ると、、、改めてデザインってなんなんだろうなと思います。

問題を解決する手段と言う人もいれば、デザインを通して未来を表現したいと言う人もいます。

SFのテレビ番組「スタートレック」は未来をデザインした番組とも見れます。

また商品の売れ行きを左右するのもデザインです。デザインは物を言わないセールスマンとも言われます。


個人的な意見としては、やっぱりデザインは人を惑わすものではなく、助けるものであって欲しいなと思います。



1 件のコメント:

  1. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

    返信削除