2016年12月18日日曜日

何を描いてるの? その16

絵を描きました!



ドナルドトランプが大統領で当選した時、ラジオのパーソナリティが「自分の周りにはヒラリー支持が多かったので意外な結果だった。ヒラリー支持の人はヒラリー支持の友達しかいないし、トランプ支持の人はトランプ支持の友達しかいない、皆んなそれぞれ分断されている事が今回の選挙で分かった」みたいな事をコメントしていて、それがなんとなく頭に残っていたので絵にしてみました。





人生について、いろんな人が、それぞれ最良だと思うアドバイスをしてくれます。「こうしたらいいい」とか「ああしたらいい」とか「いい年だから」とか「まだ若いから」とか、、、。

まるで街のお店の看板のように「うちの店がいいよ」とか「うちの店がお得だよ」とか言われているのと一緒のような気がして、そいうのがいっぱいあると疲れるな、、という絵です。人生何が最良かなんて知らねーーーよ!!フ○ック!!





これは、、、よく分からないのですが、、多分からっぽになっていくようなイメージだと思います。仕事をして家に帰り「今日1日何をしたかな?」と考えると、もしかして仕事しかしていない???と思うと虚しい気分に襲われてしまいます。そんな気分の時に描いたんだと思います。

関係ないけど、新宿のサブナードという地下街の階段に水槽があり、そこに小さい魚が泳いでいるのですが、その水槽をじっと眺めている浮浪者(もしかしたら浮浪者じゃないかもしれないけど)がいて、僕も含めてほとんどの人は見むきもせずにスタスタ歩いてしまうけど、でもよく見たら、きっと誰かがちゃんと手入れをしていて、彩も鮮やかで確かに素敵だなと思いました。

そんな素敵な水槽が地下街の一角にあるのに、今まで一度も足を止めて見た事がなかったと思うと、なんか感慨深いなと、、、と、、、思っていたら、翌々日にはカップルが水槽を見ていて、意外と見る人多いのかなとも思いました。



↑エスカレーターの横にあるのが水槽。

まぁ絵と本当に関係ないけど、こういうちょっとした事に気がついただけでも、なんか充実した1日のように思います。

今度自分も立ち止まってジロジロ見てみようかな。





フランツ・カフカの『「ああ」、と鼠が言った』という1ページくらいしかない短編を読んで、鼠が考え事をしていたら猫に食べられてしまうという、、、とんでもなく唐突で不条理で、狭苦しくて息が詰まりそうな感じに、得体しれない説得感があり、その狭苦しい感じを絵にしてみました。


今回は全体的になんか息苦しい感じの絵になってしまいましたね。

前にブコウスキーの「死をポケットに入れて」という本を読み、大変気に入ってしまったのですが、そのブコウスキーの墓石には「”DON’T TRY”、「頑張るなよ」」と書かれているらしくて、なんてクールでカッコイイんだ!!!と思いました。



これこそ僕らの生きる道、良い夢を、、、。






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