2022年10月14日金曜日

「勝手にしやがれ」、、ジャン=リュック・ゴダール

 映画監督のジャン=リュック・ゴダール、、亡くなってしまいました。けっこう衝撃!!


ゴダールは学生の頃見ていました。

当時はレンタルビデオで借りたりして見ていましたが、ゴダールはちょっとマニアックでなかなか置いて無くて、見るのに苦労した覚えがあります。

映像の色づかいとか構図とかが平面的で、絵画のような画面作りはとても衝撃的だったし、当時とても影響を受けましたが、、今となっては、何を見たかも、どんな内容だったかも、ほぼ忘れてしまいました。


そんな昔の思い出の1ページくらいになってしまったゴダールの映画ですが、1枚だけDVDで持っている作品があります。

それはゴダールの初長編映画「勝手にしやがれ」です。




これ、なんか時々見たくなる映画なんですよね。

ストーリーはもちろんありますが、個人的にこれは「気分映画」だと思って見ています。

ストーリーがどうのこうの言うよりも、身勝手に振る舞う主人公の、地に足のつかないふらふらした軽い感じ、この気分を味わいたくて見たりします。

またジーン・セバーグが演じているパトリシア・フランキーニがね、、キュートなんだけど、カッコいい女性で、確実に映画を盛り上げてくれます。

主人公に寄り添うような素振りを見せるんだけど、実は全く寄り添っていなくて、最後に決め台詞を言って終わるのがね、、かっこいいです。



この映画を見てるとね、不思議と開放さるような気分になるんです。

毎日決まった時間に起きて仕事して、生活に支障をきたさないように動く。

そんな生活を最適化している事に対して「もっとバカでいいんじゃないの!!」と言ってくれるような映画です。

人間もっと身勝手になる事だってできるよ!!

そんなメッセージがあるのかなと、、思ったりしました。


「海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ、」


この台詞がね、、たまらなくかっこいい!!



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