2016年9月9日金曜日

厄介者の固定ギアで何処まで行けるのか!!

この前気分転換も兼ねて、久しぶりに自転車で和田峠まで行ってきました。

でも和田峠はこのブログで何回も紹介しているド定番な場所なので、今回は固定ギアに乗って感じた事も含めてお伝えしようと思います。

題して「厄介者の固定ギアで何処まで行けるのか!!」



ここで改めて固定ギアって何?となるのですが、「後輪がペダルと直結する自転車」です。ペダルを後ろに回すと後輪も後ろに回り、普通の自転車のように空転しない自転車です。

それでもって変速機が付いていません(でも内装変速機つき固定ギアハブが世の中あるみたいです)

かなり語弊がありますが、スポーティーなママチャリというとイメージしやすいのかなと思います。



そんな自転車で私は峠を越えます。



今回は醍醐林道を通って和田峠を目指します。

変速機が無いので当然ですが、坂が急になればなるほど辛くなり、ある一定の勾配を越えると登れなくなります。

特に勾配のキツイ和田峠は、私にとっては難攻不落の要塞のようで、今回もある程度行くともうペアダルを踏むことができず、自転車を押して歩きながら登りました。



ここで、峠にはどのギア比(ペダルのギアと後輪のギアの組み合わせ)が適正なのかという疑問が発生します!!

よく街で見かけるピストバイクはギア比が3.0前後、ママチャリが2.36前後です。ちなみに私の自転車は2.59です。

もちろん軽ければ軽いほいほど登り坂には有利ですが、軽いギア比にしてしまうと、降り坂でペダルがとんでもなく回転してしまうので足がついていかず、制御するのが困難になります。

なので安全に峠を越えるには、、登りは自転車を押せば登れるので、降り用に重いギア比に設定しておくのが良いみたいです。

という訳で、、、登れない坂は堂々と押そう!!



ちなみに登れない坂を無理に登ると、、、大抵はバランスを失ってコケるか、腰がめちゃめちゃ痛くなります。いい事は何もありません。

でもこのギア比をいくつに設定するか?は実は一筋縄ではいかない話で、そもそも峠のどの部分を楽しむか?によっても変わってきます。

ヒルクライムを楽しみたい場合は軽いギア比に設定し、ダウンヒルを楽しみた人は重いギア比に設定した方が楽しめます。

勝手なイメージですが、日本人はヒルクライムが好きで、アメリカ人はダウンヒルが好きなように思います。(本当に勝手なイメージですごめんなさい)



という訳で、、和田峠を超えて、また戻ってきました。

今度は多摩川サイクリングロードを走ります。

固定ギアで平地を走る時はどうか?

平地だと重くても楽に走れますが、あまり重くすると膝にも負担がかかるし、漕ぎ出しも重くなります。逆に軽くしすぎると足だけ回転してしまい、スピードは上がりません。(スピードが速い方が短時間で目的地につけるので運動する時間を減らす事で、体の負担を減らす事にもなります)

でも個人的には軽めにした方が楽に走れて気持ちいいし、降りが無いなら軽くても安全に走る事ができます。だから乗る人の性格とか気分とか、どのくらいの距離を走るかでやっぱりギア比は変わってしまいます。なので一筋縄ではいかないのです。

結論からすると、ギア比はそのひとの好みで!!という無味乾燥な回答になってしまいます。

ちなみに私の自転車のギア比(2.59)は、重くもなく軽くもなく、どこでもある程いけますが、得意な場所は無いように思います。

なんかギア比の話ばかりになりになってしまいましたが、固定ギアはギア比が重いにしろ軽いにしろ、ギアが一枚なので、どこかで不得意な場所が出てきてしまいます。なのでロードバイクのように万遍なく速く走る事はなかなかできません。でも逆に速く走ることさえ考えなければ、意外とどこでも行ける楽しい自転車!!という事になりますかね。

という訳で、多摩川サイクリングロードと和田峠に行ってきました。良い気分転換になった所で今回の旅も無事終了。

固定ギアは良くも悪くも自転車次第の厄介なところがあり、それに沿うような感覚で走らせると楽しいです。




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