2020年2月9日日曜日

エセ民族音楽!!「Metgumbnerbone 」

変な人達のアルバムを買ってしまいました。

●Metgumbnerbone / Anthropological Field Recordings For The Dispossessed



中心人物のJohn Mylotteは「Sir Ashleigh Grove」という名義で作品を発表しており、どうやら一部の人達の間ではカルト的な人気あるらしく、また、The New Blockadersの兄弟も参加しているというマニアックな匂いがプンプンしますが、そんな事は置いておいて自分が引っかかったのは、、、

このジャケットのお面!!

これは、パプアニューギニアの泥人間と、



スターウォーズの登場人物たちを、





合体させたけど、お金が無くて安く仕上げた!!という感じがします。



もうこのジャケットの写真が気になって気になってついに買ってしまいました。

さてさて、肝心の中身の音楽ですが、これがまたジャケットの写真のようにエセ民族音楽みたいなノリです。

・Metgumbnerbone - Dreun (side A)
https://youtu.be/lUDmoCxBQ4I

でもエセ民族音楽なら、ザ・レジデンツのエスキモーというアルバムがまさにそれを意図して作ったアルバムですが、コレは多分そいう事を意図した訳でもない。

また、パプアニューギニアの泥人間がそのままジャケットの写真に使われたザ・ポップ・グループみたい自分達なりに民族音楽を消化した訳でもない。

かと言ってフィールドレコーディングのようなライブなものでもない。

民族音楽に対しての妄想や憧憬だけで作ったような音は、ある意味倒錯していますが、そこが異端というかシュールレアリズムに近い感覚として楽しめるなと思いました。

民族音楽が好きだけど、自分達は決して民族音楽を作ることは出来ない。そいうジレンマを意図したかどうかは分かりませんが、それがそのまま表現されたしまったような音楽のように感じました。



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