2020年9月20日日曜日

かなり当たりな「John Cage」

 有名だけど、あんまりよく知らないミュージシャンJohn Cage!!

話は逸れますが、自転車乗りにはおなじみのシムワークから、キノコの形をしたボトルゲージが販売され、しかもその名前がJohn Cageという、、非常にマニアックなネーミングでビビりました。














音楽が好きな人ならともかく、自転車が好きな人にこのネーミングはピンとくるのかなと、、キノコの形で何でJohn Cage??となるのではと思いますが、、John Cageはキノコの研究家でもあったそです。

実は自分だってその事を知ったのがつい最近たまたまJohn Cageで検索して知ったくらいなので、それをボトルゲージの商品名にするのはかなりマニアックだなと思いました。

話を戻しますが、なんで有名なのによく知らないのかなと考えると、とにかくアルバムの数が多く、その割に代表作がイマイチよく分からないというのがあるのかなと、、あと思想的なので取っ付きにくい所があります。

そんなJohn Cageですが、この前CDを買いました。


●John Cage ‎/ John Cage(nova musicha – n.1)













キノコのイラストと、アバンギャルドの書体が何やらマニアックな香りを発しています。

調べてみると、これはどうやらベスト盤のような内容のようで、演奏者が何も演奏しない沈黙の名曲「4'33"」も収録されています。

さっそく聞いてみましたが、コレが思った以上に良かった!!

John Cageはやっぱり音と音の間、この間に聞き応えがあるなと、、。

2曲目の「Music For Amplified Toy Pianos 」なんて、音はノイズみたいな音だけど、やっぱりこの間があるからこそ、ノイズ=雑音と間=静寂の絶妙な対立による緊張感、コレが何とも心地いい。

ノイズだからって雑音で曲を埋め尽くすなんて野暮!そんなシャープな知性を感じさせた所で、3曲目の「Radio Music」でしっかりノイズを聞かせてくれるのがやっぱり憎い!!

しかし、この間について考えると、やっぱり思想的な方向に行きますね、、、でもそうなると「Music For Amplified Toy Pianos 」の音としての面白さが見過ごされてしまうかなと。

音として面白いJohn Cageを発見できたという意味で、今回のアルバムはかなり「当たり」な内容でした。





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