2021年3月14日日曜日

自由で開放感のあるバンド、「CAN」

 以前紹介したこのアルバム!

●Pascal Comelade, Pierre Bastien, Jac Berrogcal, Jaki Liebezeit / Oblique sessions














その時にも書きましたが、小刻みなドラムがとても気持ちイイなと思い、改めてJaki Liebezeitの在籍していたバンドCANを聴いてみる事に。



●CAN / Tago Mago













CANの中でも名盤と言われているアルバムですが、4曲目の「Halleluhwah」は小刻みなドラムが18分間も楽しめるいい曲です。

改めて聴いてみて思ったのですが、このアルバム71年に発表されていてCDも無い時代なのに全曲で73分23秒あるんですね。それでいながらいい意味で大作感がなくて、疾走しながら最後まで楽しんで聴けるから魔訶不思議な作品です。



●CAN / Future Days













これまた名盤と言われいるアルバムですが、ちょっと民族音楽っぽい音が心地よく反復していく気持ちいい作品です。

でも心地いいだけじゃなくて、ロックとも実験音楽とも民族音楽とも言えない、独自の美学と言うか、色々な音をインプットした上にCANとしてちゃんとアウトプットされているのが素晴らしいです。



●CAN / Monster Movie













個人的にはこの顔の無いロボットとも兵隊ともとれる巨人が、思わせぶりと言うか意味ありげだけど謎めいていて、とても引かれました。

CANの個性が垣間見れるファーストアルバムです。

改めて聞くとこのアルバムが69年に発表されいるんだから、後々の影響を逆算して考えると、CANは前衛的だったんだなと思います。

パンクのようにも聞こえるし、でもパンクとも違う世界観があるし、、今聴いても新鮮でカッコイイと思えるから凄い。


CANはロックなんだけどロックじゃない、パンクだけどパンクじゃない、実験的だけど実験すぎない、とても自由で開放感のあるバンドだなと思いました。



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