2019年10月3日木曜日

サイケデリック・ロックっていいな!!

13th Floor Elevators(略してエレベーターズ)を聞くようになってから、改めてサイケデリック・ロックっていいなと思うようになりました。

まずはエレベーターズから!!

●13th Floor Elevators / Complete Singles Collection




●13th Floor Elevators / Easter Everywhere



やっぱり聞けば聞くほどガレージ・ロックっぽい荒々しさというか、以前にも書きましたが、作り込み過ぎない緩さというか、、、なんかもう、小難しく考えずに能天気に楽しめ!!みたいな気持ち良さがあります。

セカンド・アルバムの「Easter Everywhere」はファーストの「The Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators」よりも内省的で重厚なサウンドと評価されています。まぁ確かにそんな感じですが、どのアルバムがどんなサウンドか?よりも各アルバムを通して13th フロア・エレヴェイターズ・サウンドを頭が空っぽになるまで楽しみたい!!そんな魅力があります。


そして、個人的に金字塔のようなサイケデリック・ロックは、なんと言ってものピンク・フロイドのファースト・アルバム「夜明けの口笛吹き」です!!

●Pink Floyd / The Piper at the Gates of Dawn



ガレージ・ロックのようなエレベーターズと打って変わって、音楽的にかなり作り込まれていて、何やらゴチャゴチャといろんな音がガラクタのように詰め込まれているアートのようなサイケデリック・ロック!!童話をもとにしたファンタジーな世界観もイカれていて最高にカッコイイです。

個人的にコレを聴いてしまうと、ストーンズの「サタニック・マジェスティーズ」とかビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」がなんか物足りない感じがしてしまいます。


そして、前回紹介したエレベータズのライブ盤(Live Evolution Lost)をマスタリングしたソニック・ブーム先生のバンド、スペースメン3!!

●Spacemen 3 / The Perfect Prescription




●Spacemen 3 / Translucent Flashbacks (The Glass Singles)




●Spacemen 3 / Taking Drugs To Make Music To Take Drugs To



最後の「Taking Drugs To Make Music To Take Drugs To」は、しょぼいジャケットのCD盤を買ってしまいましたが、レコード盤のジャケットはめちゃくちゃカッコイイです!!



まだこの3枚のCDしか聴いていないので、なんとも語りにくいのですが、エレベータズやピンク・フロイドがアッパー系のサイケデリックなら、こちらはダウナー系のサイケデリック。もやもやとしたような輪郭のはっきりしない音が特徴的で、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとかシューゲイザーと呼ばれるバンドの先駆者的存在です。

・The Perfect Prescription - Spacemen 3
https://youtu.be/cLGTi3g72B8

スペースメン3はガレージロックっぽく、そいう所がエレベーターズに似ていますが、音楽的にはエレベータズやピンク・フロイドで踊りまくってしまった後の、抜け殻の状態だけになってしまったような、だる〜い感じがあります。

そして、だる〜い感じのサイケデリック・ロックという事でやっぱり以前も紹介したザ・ヴァーヴです

●The Verve / A Storm in Heaven



めちゃくちゃだるいけど、このもやもや〜〜とした音響世界はハマってしまいます。


という訳で、いろいろサイケデリック・ロックを紹介しましたが、サイケデリック・ロックって、ドラックの効果を表現しようとして、結果的にヘンテコな音が沢山詰まった変な音楽になることが多いので聴いていて面白いです。あと拡大解釈してしまうと、ほとんど全ての音楽はサイケデリック・ミュージックとして聞けてしまうのではないのかなぁ、、、と思ったりもしました。





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