2020年1月26日日曜日

そっと溶かして混ぜ合わせたような音響世界!「Doubling Riders」

前回「THE 39 CLOCKS」の5枚組CDボックスセットを買った事を書きましたが、ボックスセットシリーズという事で、イタリアの摩訶不思議バンド「Doubling Riders」の6枚組CDボックスセットを買いました。


●Doubling Riders / The World of the Doubling Riders



このボックスのデザインだけを見ると、ちょとアカデミックな実験音楽なのか??と思いましたが、ゲストで参加しているミュージシャンに最高にイカれた夫婦バンド「Bene Gesserit」の「Alain Neffe」や、以前このブログで紹介したエレクトリック・ロック・グループ「Vox Populi!」、サウンド&パフォーマンス・アーティストの「Christina Kubisch」、実験音楽やトイ・ポップ・アンサンブルを行なっている「Pascal Comelade」などなど!!多彩なミュージシャンが参加しているので、単にアカデミックな実験音楽とは言えない感じもあり、ちょっと内容が掴みにくい。

中心的なミュージシャンは「Francesco Paladino」とか「Pier Luigi Andreoni」とか、、、正直よく分からない!!!

まぁそんな得体の知れないバンドの6枚組CDボックスセットを直感だけで買ってしまう自分も自分ですが、早速聞いてみると、、

何じゃこりゃ!!!

第一印象はアンビエントと民族音楽を合わせたような静寂感のある音楽だけど、よくよく聞いてみるとニューウェーブとかインダストリアルとか、または実験音楽のような要素もあり、色々な音楽の要素が溶け込んでいて、非常に複雑な音響世界が構築されています。

・The Doubling Riders - Pyramid
https://youtu.be/PfcfAaPQ4S0

・Doubling Riders, The - Industrial Lullaby
https://youtu.be/aL6VZe_qjao

いや!!これ凄いじゃないか!!おったまげてしまいました。

シリアスかと思えばユーモラスな音に変化するのですが、コラージュのように張り合わせているというよりは、そっと溶かして混ぜ合わせたような感じなので、静寂感というか心地良さの中に色々な音が展開していて、まるで魔法にかかったように不思議でユニークな音楽です。

このバンドに関わっているミュージシャンも非常に気になります。

新しい扉が開けたような感じがして、とても良かったなと思いました。




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