2020年4月18日土曜日

複雑奇怪に歪められた音の世界「The Stone Roses」

以前このブログで少しだけ紹介したバンド、イギリスの、、と言うよりはマンチェスターのバンドと言った方がしっくりくるかもしれません。

ストーン・ローゼス!!

●The Stone Roses / Second Coming



初めて聞いたのはこのセカンド・アルバムです。何処かで借りたのをMDに落とし込んで聞いていました。

オアシスとかジョイ・ディヴィジョンとか良く聞いていたので、その流れでストーン・ローゼスも聞いてみた訳です。

ビートを効かせたダンス・ミュージックのようなロックは、気分を上げたい時などによく聞いていて、「なかなかカッコいいな、、、」と思っていたのですが、それ以上にハマる事は無かったです。

その後MDが無くなってしまい、ちょっと忘れかけてしまいましたが、最近になってジーザス&メリーチェインやらオアシスやらザ・ヴァーヴなんかを聞き返している間に、改めて聞きたくなって買いました。

ファーストに比べるとセカンドの評価は高くないですが、個人的にコレはコレでけっこう好きで、なんかちょっと楽天的というか、ポップというか、やっぱりダンス・ミュージックっぽい所が気持ちを楽にさせてくれて、それでいながら音にボリューム感があって、聞けば聞くほど好きになるアルバムだと思います。


●The Stone Roses / The Stone Roses



今回初めて聞きましたが、ストーン・ローゼスと言えばやっぱりこのファースト・アルバムなんだなと思いました。

歪んだようなギターの音が、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ジーザス&メリーチェインから脈々とつづくサイケデリック・サウンドと言えばいいのか、、、。もちろん聴き比べると全然違うんですが、でも何処と無く、なんか文脈のようなものを感じます。

オアシスはストーン・ローゼスから影響を受けているんですが、これを聴くと、3枚目のアルバム「Be Here Now」や4枚目のアルバム「Standing on the Shoulder of Giants」は、ストーン・ローゼスのような音作りを目指していたのかなと、、思ったします。

あと、このジャケットのデザインは前にも書きましたが、ギタリストのジョン・スクワイアによるもので、フランスの五月革命を表現したものだそうです。そいう政治的な内容とは裏腹に、ポップな表現がこのバンドらしさを上手く表現しています。

ストーン・ローゼスはこの2枚しかアルバムがありませんが、どちらも作り込まれたような音作りで、複雑奇怪に歪められたサイケデリック的な音の世界は、やっぱり聞いていて面白く、それだけに2枚しかアルバムが残せなかったのは残念に思いますが、それもまた伝説的存在として語り継がれて行くのかなと、、思いました。




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