2020年12月6日日曜日

アンダーグランドな「Throbbing Gristlec」

以前に伝説的なノイズ・バンド、スロッビング・グリッスルの5枚のアルバムがセットになったお得なボックスを買いました。


●Throbbing Gristlec ‎/ Box One











タイトルにもありますが、このボックス、よくよく見ると「 Box One」なんです。

という事は「Two」とか「Three」とかあるのかなと、、、漠然と思っていました。

そしてこの前中古のCDショップでぼんやりと見ていたら、、「Box Two」を発見!!


●Throbbing Gristle ‎/ Box Two











しかも帯があって、このボックスは全2巻!!

という事はボックスを揃えた事になるので、なんだか嬉しくなってしまいました。

ちなみにこのボックスでは77年のデビューから81年の活動停止までの全アルバムを収めていて、日本特別企画の物です。

以前メンバーであるコージー・ファニ・トゥッティの自伝「アート セックス ミュージック」を紹介しましたが、とりあえずアンダーグランドな匂いのプンプンするバンドで「スロッビング・グリッスル」という名前事態が日本語で訳すと「脈打つ男根」で、このバンドの前身のパフォーマンス集団「クーム・トランスミッション」の時から非常にスキャンダラスな活動を行っていました。

そいう意味で色々な伝説があるのですが、改めてこのボックスを聞いてみると、まぁけっこう混沌としていて、コンセプチャルなアルバムもあれば、ライブ音源はとても熱気あったりと、あまり定まらない感じが聞いていて非常に(いい意味で)不安感があるなと、、。

そしてアーンダグラウンド感!これがやっぱりドキドキしてしまいます!!

ポップソングにはない、ザラザラとした歪な質感。

またテクノともストイックなノイズともいえない虚な感じ。

ポップソングが生産物なら、スロッビング・グリッスルは廃棄物!!

でも生産物があって廃棄物がある、この混沌とした世界を音楽的に表現できたのが、やっぱりこのスロッビング・グリッスルの魅力なのかなと、このボックスを聞いて思いました。

あとメンバーのジェネシス・P・オリッジ は今年(2020年)の3月にお亡くなりになりました。70歳だそうです。

トゥッティの自伝を読むとかなり厄介者な感じですが、良くも悪くも強烈な個性の持ち主なのかなと思いました。


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